▼ 愛知県立芸術大学

美術スタッフインタビュー

先日、本大学所在の長久手市の広報誌の方に、オペラ工房美術スタッフを取材していただきました! そのインタビューの様子を、広報誌に載せ切らなかった分までお伝えします。

川澄 千佳子

彫刻科3年
オペラ工房3年目

酒井 今日子

彫刻科2年
オペラ工房2年目
今年度美術長

尾崎 友紀

デザイン科1年
オペラ工房1年目

—— オペラ工房に参加されたきっかけは?

川澄 : 私は舞台美術に興味があって、すごい月並みですね。(笑)
—— いやいや(笑)
川澄 : 私は舞台美術には興味があったけど、高校に演劇部がなかったんです。先輩が校で演劇部やってて、すごい楽しそうだったんですよね。で、大学に来たらなんかそれっぽいのがあるじゃないか、と。しかもオペラだと!?ってなって。
酒井 : 私は川澄さんと予備校が一緒で、彼女が一年先に大学に入ったんです。私が入学したときにこう言うことをやってるんだよっていうのを聞いて、楽しそうだなって思って。じゃ、ちょっと見学に、ってついっていったら新歓で、なんかはいっちゃったな、これ、どうしよう、ってなりました。(笑)
—— なし崩しですね。(笑)
酒井 : だから私は彼女がいなかったらたぶんオペラ工房を知りもしなかったと思います。だからちょっと、感謝してます。
川澄 : うそつけ(笑)
尾崎 :私はもともと高校のときに舞台美術の制作などをやらせてもらってて、背景とか描いたりしてたんです。製作中は険悪な雰囲気になったり、大変なことばかりだったんですけど、出来上がって、舞台を見て、お客さんが『よかった』って言ってくれるのがとてもうれしくて。役者さんも『こんないいものを作ってくれてありがとう』みたいなことを言ってくれて、それがもう嬉しすぎましたね。それがきっかけで舞台美術っていいなと思いました。あと、舞台は自分だけで作れないじゃないですか。
—— そうですね。では前からやっていた人と、そうでない人もいるんですね。
酒井 : 私は興味さえ無かった。
川澄 : 私は興味はありましたよ(笑)

—— 制作をしていて楽しいことは?

尾崎 : 先輩が彫刻科なので、私が普段使わないものを出してくれるのが楽しいです。あと、仕掛けを考えたりすることですね。
川澄 : 私はー…
酒井 : 何で暗いの?(笑)
川澄 : いやー、なんか楽しいことってあんま無いなって。
一同(笑)
—— 大変なことがさきにたっちゃう?
川澄 : そうだね、マンネリ化とかもしちゃうし。でも、その間で上手くいった時とか、前に進めた時がすごい嬉しい。
—— なるほど。なんだか身につまされますね。
酒井 : 私の場合、制作というのとは少しずれてしまうかもしれないんですけど。私が2年目やろうと決めたのはやっぱり、音科の方から作ったものに対していろいろ言ってもらえたり、あと、自分の知らないことを見せたり教えたりしてくれることですかね。そういう繋がりは多分ここじゃないと無いんじゃないかと思っていて。で、向こうもこちらがやっていることを面白がったりしてくれるのが楽しい。
—— そうですね、普通にやっていたら音科の人とは繋がりって無いですものね。