▼ 愛知県立芸術大学

オペラ工房について

オペラ工房とは、愛知県立芸術大祭のメインイベント「芸祭オペラ」を始め、様々なオペラ公演の運営を行うサークルです。 愛知県立芸術大学の音楽学部・美術学部の有志で結成され、脚本、キャスト、演出、舞台美術などすべての制作を行っています。 平成24年度、オペラ工房はサークル設立10周年を迎えました。 しかし、現在の「オペラ工房企画」としてのオペラを開催する以前は、1976年から始まり、オペラ公演自体は35年以上の長い歴史があります。(開催無しの年もあり)

1977年の白雪姫(創作オペラ)公演時のお話

当時の声楽専攻4年生で、「オペラがやりたい!」となったが、お金がなかった。だから、道具や衣装はもちろん、台本もみんなで考え、同級生だった小川さんに作曲をお願いし、演出も自分たちでつけた。当時、奏楽堂の窓には遮幕がなかったから、それも農業用の大きな黒ビニールで自分たちでふさいだ。結局、総予算はたったの2万だった!ー井原義則先生(声楽専攻9期生)

顧問・二瓶治明教授より…

毎年秋の大学祭で公演してきた学生たちの手になる芸祭オペラ公演が、10周年を迎えた。その実施団体「オペラ工房」の顧問として振り返ると、実に感慨深い者である。 今ではすっかり定評を得て、多くの市民、愛好者たちに喜ばれ、毎回超満員という集客力を誇っているが、初めは、さてどうなるものか危ぶんでいたものが、こんなにも成長したことに、とても喜んでいる。 演目の決定、配役、衣装、宣伝等々、すべてが彼らの自主的な判断による、それこそ愛知県芸の実力と可能性を示す10年の歩みは、実に誇らしいものと言えるだろう。さらなる発展を願ってやまない。